給水装置工事主任技術者試験対策|3年実務経験と試験準備の進め方
水道工事職人として年収をアップさせたい、あるいは企業内での立場を確実にしたいとお考えですか?その答えが「給水装置工事主任技術者」資格の取得です。この資格は、単なる技術認定ではなく、水道法に基づく法定資格であり、指定給水装置工事事業者が必ず配置しなければならない専門家です。本記事では、3年の実務経験をどのように活用し、試験対策をどう進めるかについて、業界視点から実践的に解説します。
📋 目次・メニュー
有限会社天白設備は、名古屋市瑞穂区を拠点に、昭和61年の設立以来40年を超える実績を持つ水道工事の専門企業です。戸建ての新築における上下水道工事に携わり、未経験者から経験者まで、幅広い職人を採用・育成しています。本企業のような実績豊富な企業では、給水装置工事主任技術者資格取得者を重要な人材として位置付けており、資格保有者には手厚い待遇と昇進機会が用意されています。この記事では、求職者や現在の職場でキャリアアップを目指す職人の皆様に向けて、資格取得の現実的なロードマップをお伝えします。
給水装置工事主任技術者とは

■ 資格の位置付けと法的な重要性
給水装置工事主任技術者は、水道法に基づく国家資格であり、指定給水装置工事事業者が必ず配置しなければならない法定資格です。この資格の有無は、企業が公共工事に入札参加する際の必須要件となります。
では、具体的にこの資格を持つ職人の価値は何でしょうか?以下の3つのポイントで理解できます。
1. 企業の事業運営に必須
指定給水装置工事事業者は、複数の給水装置工事を同時に進める際に、工事ごとに主任技術者を配置する必要があります。主任技術者が複数必要な企業では、この資格者の有無が受注可能な案件数を左右します。
2. 公共工事入札の適格要件
名古屋市上下水道局の指定給水装置工事事業者として、大型の公共工事入札に参加するには主任技術者の配置が条件。これにより、民間工事だけでなく公共案件も受注できる環境が広がります。
3. 個人事業主・独立への道
独立開業して指定給水装置工事事業者となるには、この資格が事実上の必須要件。資格保有者は、会社員として勤務する他に、自身の事業拡大や独立開業の選択肢が増えます。
■ 年収・待遇面でのメリット
企業側から見ると、この資格を持つ職人は「必要な人材」です。そのため、給与面での優遇が自動的に発生します。
3年実務経験の詳細解説
■ 実務経験に該当する工事・業務
給水装置工事主任技術者の受験資格は「給水装置工事に関して3年以上の実務経験を有すること」と定められています。しかし、ここで重要なのは、すべての工事経験が「実務経験」としてカウントされるわけではないという点です。
給水装置工事に関する実務経験として認められるのは、以下のような業務です。
- 給水装置の設計・施工:新築住宅の給水管工事、既設管の交換工事、給水栓の設置工事など
- 給水装置の検査・試験:圧力試験、漏水検査、水質検査等の品質管理業務
- 給排水管の敷設・接続:管材の選定、施工図に基づく配管工事の実行
- 竣工検査・記録作成:工事完了後の検査立会い、完工図面や工事記録の作成
- 公共の配水管への接続:市の認定を受けた工事、水道本管からの給水引き込み工事
逆に、以下の経験は「実務経験」としてカウントされません。
- 給水装置工事に関連しない業種(電気工事、ガス工事、下水工事のみ等)
- 机上での設計・管理業務のみ(現場での直接施工経験がない)
- 材料搬入・片付けなどの補助業務のみ
- 各種工事の見学・研修のみ(実際の施工担当経験がない)
■ 経験年数カウントのポイント
「3年」というと、従事年数で3年を指すと思われますが、実際には給水装置工事に従事した日数が3年相当であることが条件です。以下のポイントを押さえておきましょう。
- 年間の就業日数が重要:給水装置工事のみに従事した日数が累計で3年分(約1,000日以上)必要
- 複数工事への従事:1つの工事だけでなく、複数の給水装置工事に関わった経験が評価される
- 季節変動の影響:冬季は工事が多く(年度末の公共工事ラッシュ等)、実務経験が積みやすい時期
- 書類の提出:受験時に雇用契約書、給与明細、工事実績一覧などで実務経験を証明する必要
試験対策と受験戦略
■ 試験内容と8科目の学習方法
給水装置工事主任技術者試験は学科試験のみで構成されます。試験は8科目で構成されており、以下の合格基準があります。
合格基準は、「必須6科目(公衆衛生概論、水道行政、給水装置工事法、給水装置の構造及び性能、給水装置計画論、給水装置工事事務論)の得点の合計が27点以上であり、かつ全8科目の合計が36点以上」です。つまり、特定の科目で極端に点数が低いと不合格になる仕組みです。
■ 効率的な準備スケジュール
試験日は年1回、通常11月に開催されます。効率的な試験対策には、逆算的なスケジュール設定が重要です。
基礎学習期
通信講座登録、テキスト読破、過去問研究開始
実践演習期
模擬試験、弱点科目の集中学習
最終調整期
過去3年分反復、暗記項目の最終確認
試験実施
合格、資格取得
資格取得後のキャリアパス
■ 資格取得後の役割と責任
給水装置工事主任技術者資格を取得した後、職人の役割は大きく変わります。単なる「施工者」から「責任者」へのステップアップとなるのです。
- 工事の責任者としての配置:複数の給水装置工事が同時進行する場合、各工事に主任技術者を配置。つまり、複数件の工事で「責任者」として関わることが可能になります。
- 企業への報告・協議義務:工事完了後、市への届出や検査結果報告を主任技術者が実施。これにより、市との公式な窓口としての立場が確立します。
- 施工図・完工図の作成判定:設計から竣工までの技術的判断の最終責任者となり、品質管理と法令遵守の監督者に昇格。
- 若手職人の技術指導:主任技術者として、新入社員や未経験者への技術伝承を担当。これは手当や昇進に直結する実績となります。
■ 次のステップ:施工管理技士への道
給水装置工事主任技術者資格を取得した後、さらにキャリアを追求する職人には、管工事施工管理技士への進学が選択肢になります。
施工管理技士は、建設業法に基づく重要な資格で、以下の点で給水装置工事主任技術者とは異なります。
給水装置工事主任技術者試験対策は、単なる「試験合格」ではなく、「職人としてのプロ化」を意味します。3年間の実務経験を着実に積み上げ、4年目に試験に臨めば、年収が大きく跳ね上がり、職場での立場も確実に上がります。
有限会社天白設備のような実績豊富な企業では未経験者も含めた幅広い職人を採用・育成しており、資格取得を目指す職人に対しては学習支援や試験対策の相談に応じています。名古屋市瑞穂区での40年の営業実績がある企業であれば、給水装置工事主任技術者としての実務経験を確実に積み上げることができ、試験合格に向けた環境が整っています。
給水装置工事主任技術者への挑戦を検討されている方は、ぜひ052-888-9572までお気軽にお問い合わせください。詳細な採用情報、キャリア支援体制、試験対策サポートなど、有限会社天白設備の環境についてお聞きいただけます。あなたの「プロ職人への第一歩」は、今からでも決して遅くありません。
