新築工事における上下水道工事の施工順序|建築プロセスを理解する
新築工事には多くの職種が携わり、それぞれが決められた時期に正確な施工を行う必要があります。その中でも上下水道工事は、建築プロセスの複数段階に関わる重要な作業です。工事の順序を誤ったり、タイミングを逃したりすると、工期延長やトラブルにつながる可能性があります。本記事では、新築工事全体の流れの中で、上下水道工事がどのように位置づけられ、どのような順序で進められるのかを詳しく解説します。
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愛知県名古屋市瑞穂区に営業所を置く有限会社天白設備は、昭和61年の創業以来、戸建ての新築時における上下水道工事を専門に行ってきました。社業40年に及ぶ実績と、ベテラン職人による確かな施工技術を武器に、名古屋市内における多くの新築プロジェクトに携わっています。本記事では、当社の経験に基づきながら、新築工事のプロセスの中で上下水道工事がどのように進められるのかを、詳しく解説いたします。
新築工事全体における上下水道工事の位置づけ

■ 建築工事の各フェーズと順序
新築工事は大きく分けて以下の段階を経て進められます。
上下水道工事は、これらの各段階に関わる重要な作業です。特に基礎工事と躯体工事の段階では、配管ルートの確保と埋設が極めて重要になります。
■ 水道工事が必要な各段階
上下水道工事は建築工事の複数段階に跨がります。
- 設計段階:給排水の設計ルート決定、必要な配管径・材料の選定
- 基礎工事段階:敷地外の給水・排水本管との接続点確認、埋設管路の準備
- 躯体工事段階:屋内の給排水管、給湯管の配管施工
- 仕上げ工事段階:配管の最終接続、止水栓・給湯器接続、試水試験
- 竣工段階:竣工検査、水圧試験、給水・給湯の確認
地盤調査から基礎工事段階の上下水道準備工事
■ 造成・地盤調査と水道工事の関連性
新築工事の最初の段階で重要なのが、敷地の造成と地盤調査です。この段階では、建物を建てるための敷地整備と同時に、給排水配管のルート確認を行います。
敷地内には、既存の給水本管や排水本管がどこを通っているのか、新築建物からそれらへの接続ルートはどうなるのか、などを事前に把握する必要があります。名古屋市の場合、水道局の指定工事店が現地調査を行い、給水装置の設計書を作成します。
■ 基礎工事と同時進行する給排水管埋設準備
基礎工事が始まると、地盤改良、杭打ち、基礎コンクリートの打設が行われます。この段階で重要なのが、給排水管を埋設するための準備工事です。
基礎工事の段階では、建物周辺の地中に給水管と排水管を埋設するための管路トレンチ(溝)の掘削が行われます。この際、他の配管(電気、ガス、通信線など)と干渉しないよう、事前に座標を確認することが重要です。
■ 給排水管の埋設工事のタイミング
給排水管の埋設タイミングは、以下のように進められます。
給水管埋設
時期:基礎工事完了後、躯体工事開始前
内容:敷地外の給水本管から、建物の給水引込口までの管路を埋設します。水道メーターボックスの設置も同時に行われます。
排水管埋設
時期:同じく基礎工事完了後
内容:建物の排水口から敷地外の排水本管(または浄化槽)までの管路を埋設します。勾配管理が極めて重要です。
特に排水管は、自然流下による排水が可能な勾配(通常1/100~1/50)を確保する必要があります。勾配が不足すると、汚水の滞留や悪臭の原因となるため、精密な測量と施工管理が求められます。
躯体工事と屋内配管工事の進め方
■ 躯体施工中の給水・排水配管工事
躯体工事が進む中で、建物内部の給排水配管工事が同時進行します。この段階での配管施工は非常に重要です。
- 給水配管:1階から各階へ、トイレ・洗面所・キッチン・浴室などの給水ポイントに配管を引き込みます
- 給湯配管:給湯器からの温水供給管も同様にルーティングされます
- 排水配管:トイレの排水、洗面所・キッチン・浴室の排水を集約して縦管(スタック)に接続します
- 通気管:排水システムの通気を確保する通気管も同時に施工されます
躯体工事中は、床や壁にスリーブ(配管用の孔)を開けたり、梁をかわして配管ルートを確保したりする必要があります。そのため、建築設計図と水道設計図の調整が極めて重要です。後から「配管が通らない」という事態を避けるため、事前の綿密な打ち合わせが必須です。
■ 屋内配管と屋外配管の関連性
躯体工事で施工される屋内配管と、基礎工事で施工される屋外埋設管は、建物の給水・給湯・排水引込口で接続されます。この接続部が重要なポイントです。
屋内と屋外の配管接続部では、以下を確認します:
- 給水メーター周辺での水道法に基づく施工(止水栓、逆止弁、圧力調整弁の設置)
- 排水管の接続高さ(排水ますとの勾配確保)
- 凍結防止対策(北側の配管への保温材施工)
仕上げ工事から竣工までの最終水道工事
■ 内部仕上げと配管工事の調整
躯体工事が完了し、仕上げ工事の段階に入ると、配管の最終調整と接続工事が行われます。この段階では、既に壁や床の一部が完成している状態なので、配管の露出部分を隠すための処理も同時に進みます。
- 給水栓の取付:キッチン、洗面所、浴室などの給水栓(蛇口)を取り付けます
- トイレタンク・便器の接続:給水配管をトイレタンクに接続し、排水を排水パイプに接続します
- 給湯器の取付と接続:給湯器を設置し、給水管、給湯管、排気管を接続します
- 配管カバー・隠蔽工事:露出している配管を化粧カバーで隠すか、壁の中に隠蔽します
- 止水栓・逆止弁の確認:各給水ポイントの止水栓が正常に機能するか確認します
この段階での配管工事は、建築仕上げ工事と密接に関連しているため、施工スケジュールの調整が重要です。壁紙や床材の施工タイミングに合わせて、配管工事の完了時期を決める必要があります。
■ 竣工検査と試験・検査手続き
仕上げ工事がほぼ完了する段階で、給排水システムの竣工検査と各種試験が実施されます。これは建物引き渡しの前に必ず行われる重要な手続きです。
水圧試験
目的:給水配管に漏水がないか確認
方法:配管に一定の水圧をかけて、接続部やパイプに漏れがないか検査します
排水通水試験
目的:排水が正常に流れるか、詰まりがないか確認
方法:各排水口から水を流して、排水の勾配や流速を確認します
給湯試験
目的:給湯器が正常に機能し、温水が各給湯ポイントに届くか確認
方法:給湯器を起動して、混合水栓から適切な温度の温水が供給されるか検査します
これらの試験に合格して初めて、建物は竣工となります。万が一不具合が発見された場合は、その場で修補工事を実施し、再度検査を行うこともあります。
また名古屋市の水道局指定工事店は、完工後に完工届出書を提出する義務があります。この手続きを経て、初めて新しい住宅の給水装置が正式に認可されます。
有限会社天白設備の施工実績と対応
■ 40年の実績から学ぶベストプラクティス
有限会社天白設備は昭和61年の創業以来、愛知県名古屋市における新築戸建て住宅の上下水道工事に特化してきました。社業40年の中で蓄積した経験とノウハウは、適切な施工順序の重要性を何度も教えてくれています。
ベテラン職人による確かな施工
当社には60代と40代の職人が活躍しており、長年の現場経験から、各工事段階での最適な対応を理解しています。建築工事との調整、建築基準法や水道法への対応、地域特有の条件への対応など、経験に基づいた柔軟な対応が可能です。特に、施工順序の誤りによる工期延長やトラブルを事前に防ぐための提案も得意としています。
当社は愛知県知事から一般管工事建設業許可を取得しており、給排水の設計から施工、竣工検査まで、責任を持って対応いたします。名古屋市水道局の指定工事店として、水道法に基づいた正規の手続きを遵守した施工を行っています。
■ 名古屋市での新築戸建て施工への対応
有限会社天白設備は、名古屋市内における新築戸建て住宅の上下水道工事を専門としており、同市の水道局との調整、許可申請手続き、現地の地盤・配管ルート調査まで、トータルで対応いたします。
- 初期段階での給排水設計:建築設計図と水道法の要件を踏まえ、最適なルーティング設計を提案
- 名古屋市水道局との調整:給水装置の認可申請、水道メーター設置の手配など、公式な手続きを代行
- 建築工事との密接な連携:建設会社・施工者との打ち合わせを通じて、スケジュール調整と施工品質を確保
- 竣工後のアフターサービス:給排水トラブルが発生した際には迅速に対応いたします
本記事で解説した施工順序や技術的な課題についても、当社のベテラン職人が実務的なアドバイスを可能としています。新築プロジェクトの計画段階から竣工まで、上下水道工事の側面でお力になることができます。
新築工事の上下水道工事は工期管理の鍵
新築工事における上下水道工事は、単なる「設備工事」ではなく、建築全体のスケジュールを左右する重要な工程です。地盤調査から竣工まで、各段階でのタイミングが次のステップに大きく影響します。
施工順序を正確に理解し、各工事段階での課題をあらかじめ把握することで、工期の遅延やトラブルを大幅に減らすことができます。有限会社天白設備は、名古屋市における新築戸建て住宅の上下水道工事において、社業40年の経験と、ベテラン職人の技術をもとに、お客様のプロジェクトを成功へと導きます。
新築工事の計画段階で上下水道工事についてのご質問やご相談がございましたら、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください。有限会社天白設備は、営業時間9時から17時まで対応いたしております。詳細についてはお気軽にお問い合わせください。
